「たまや~」は元祖・推し活⁉ 夜空の「推し色」に隠された花火職人の神ファンサ
こんにちは!
Life on Products オフィシャルストア店長です。
夏といえば、
夜空を鮮やかに彩る花火大会の季節ですね!
カレンダーに花火大会の予定が増えていくのを見るだけで、
あのドーンと響く重低音や
お祭りの賑やかな熱気が頭に浮かび、
なんだか無条件に
ワクワクしてくる方も多いのではないでしょうか。
でも、綺麗な花火は見たいけれど、
「あの凄まじい人混みや
うだるような暑さを考えると、
ちょっとお出かけする勇気が出ないな…」と
躊躇してしまうこともありますよね。
実は、
私たちが何気なく見上げている日本の花火には、
何百年も前から続く歴史のロマンと、
現代の職人たちが命をかけて仕掛けた
「驚きのこだわり」が
ギュッと詰まっているんです。
今回は、
知ると今年の夏祭りが100倍愛おしく、
おもしろくなる「花火の秘密」をお届けします!

■ 「たまや〜!」の掛け声は、江戸時代の「推し活」だった!?
花火が上がったときに、
みんなで叫ぶ「かぎや〜」「たまや〜」というおなじみの掛け声。
この由来をご存知ですか。
実はこれ、
江戸時代に絶大な人気を誇った2大花火師である
「玉屋(たまや)」と「鍵屋(かぎや)」の
ライバル対決が始まりなんです。
川辺に集まった当時の群衆たちが、
夜空を見上げながら
「私の推しは玉屋!」「いや、俺の推しは鍵屋だ!」と、
お気に入りの花火師を応援するために
名前を叫び合ったのがルーツなのだそう。
つまり、
江戸時代の人々にとって花火大会は、
現代のライブ会場でアイドルの名前を叫ぶのと同じ
「元祖・推し活」の場だったわけですね。
ただ綺麗だなと眺めるだけでなく、
自分の推しに全力でエールを送り、
夏の暑さを吹き飛ばす。
そんな粋な大人のエンターテインメントが、
何百年も前から続いています。
■ 理科の授業を思い出す、鮮やかな「推し色」の魔法
江戸時代の花火はオレンジ一色(和火)でしたが、
現代の花火は驚くほどカラフルですよね。
この色とりどりの輝きを支えているのが、
中学の理科の授業で習った
「炎色反応(えんしょくはんのう)」です。
炎色反応とは、
火薬の中に仕込んだ特定の薬品が、
燃えるときに炎の色をパッと変える仕組みのこと。
•ストロンチウム➡鮮やかな「赤」
•バリウム ➡爽やかな「緑」
•カルシウム ➡馴染み深い「オレンジ」
•リチウム ➡可愛い「ピンク(深紅)」
職人たちは、
これらの薬品を単体で使うだけでなく、
まるで絵の具をパレットで
混ぜ合わせるように絶妙に調合して、
夜空に無数のグラデーションを生み出しています。
そのなかでも、
特に「青(銅の反応)」を綺麗に発色させるのは
温度管理がミリ単位で難しく、
まさに職人の腕の見せ所なのだそうです。
■ 空中で色が変わる理由は「バームクーヘン構造」
さらに最近の花火は、
上がったあとにパッと「推し色」が変化するものも増えていますよね。
あの魔法のような現象を作れる理由は、
火薬の粒(星)がチョコレートやバームクーヘンのように
「何層もの薬品」でコーティングされているからなんです。
火がつくと、
粒の外側から順番に燃え進んでいくため、
私たちの目には色が変化して見えます。
しかし、何百発という火薬が夜空で
「一斉に、同じタイミング」で色を変えるためには、
すべての粒の厚みをコンマ数ミリ単位で
均一に揃えなければなりません。
そのため、何週間もかけて
手作業で粉をまぶしては乾かすことで作られています。
職人たちの執念の神業と、
気が遠くなるほどの時間と情熱が、
夜空の一瞬の輝きに注ぎ込まれているんですね。
■ どこから見ても「目が合う」360度完璧な球体
海外の花火は筒型が多く、
上空でポカッと割れて
バラバラと滝のように散り落ちるものが主流です。

それに対して日本の花火は、
夜空で完璧な「真ん丸(球体)」に広がります。
職人が長い時間をかけて
火薬の粒を美しい球状に並べているからこそ、
会場の特等席じゃなくても、
遠くの土手からでも、
どこから見ても完璧な美しさを堪能できるんですね。
「どこから見上げても、完璧な姿を見せる」
「観客のために、命がけで新しい色(推し色)を届ける」
これってまさに、
日本の職人たちから私たちへの「究極のファンサ」だと思いませんか。
そんな歴史のロマンや技術の裏側を少し知るだけで、
夜空の輝きがいつもより何倍も愛おしく見えてくるはずです。
■ 人混みを回避!おうちで楽しむ“私だけの花火大会”
「それでもやっぱり、真夏の混雑や熱気は苦手だな…」という方は、
無理に外へ出かけなくても大丈夫!
今夜は涼しいリビングを特等席に変えて、
一味違う贅沢な時間を過ごしてみましょう。
•部屋の電気を真っ暗にして、大画面で花火の4K動画を流してみる
エアコンが心地よく効いたお部屋で、
冷たいラムネやビールを片手に動画を大音量で花火動画を楽しめば、
行列ゼロ・特等席の特権で職人たちのファンサを独り占めできちゃいます。
•知ったばかりの「花火の雑学」を誰かにシェアしてみる<
「実は花火の色って、理科の炎色反応なんだよ」
「江戸時代の推し活だったんだって」と、
家族や友人に話しながら、
お祭りの気分をワイワイ共有するのも楽しいですよ!
ちょっとおもしろい雑学ネタの会話は、
これからの夏本番をパワフルに乗り切る最高のスパイスになります。
一見ただの綺麗なエンターテインメントに見える花火も、
歴史や技術というフィルターを通すことで、
また違ったおもしろさが見えてきますね。
職人たちが仕掛けた夏の魔法を味わい尽くす、素敵なシーズンになりますように!
Life on Productsオフィシャルストア店長
